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お客様事例

医療機器メーカー E社様 「省スペースで開梱可能な梱包箱設計」

★設計経緯
E社様A本部にて、新製品(約1mの長物)の出荷を予定されており、その製品が10本入る外装箱の梱包材が必要となった。
外装箱の形状は一般的且つコストメリットの高い0201形で希望されていたが、ユーザーの保管場所は狭く、保管時は外装箱を立てることがあるが、製品を取り出す際は寝かせて開梱を行う必要があるため作業スペースが必要になってしまう。
そこで通常の外装箱(0201形)の形を条件として、立てて保管した際にも省スペースで開梱可能な天面から製品を取り出せる箱の設計依頼を頂いた。

★設計の問題点
① 外装箱の形状はコストメリットの高い0201形を崩さない
② 開封機能付き段ボール箱は一般的に製造工程が多くなり、コストアップの要因になりやすい

    ■要望点■
    ①0201形を維持し、出来る限り安価な資材とする
    ②立てた状態で天面を簡単に開封できる
    ③立てた状態で天面を開梱しても箱としての機能維持ができる
    ■設計ポイント■
    0201形を維持し、出来る限り安価な資材になるような工夫
    製造工程に大きな影響を与えない抜型(部分型)で設計

    立てた状態で天面を簡単に開封できる工夫
    切り離し箇所を箱の側面に短い「ハ」の字状に設計
    手でカットする部分を短かくすることで開封が容易に

    立てた状態で天面を開梱しても箱として機能維持できる工夫
    切り離してしまう部分を無くし、開梱後も天面部は箱の蓋として機能するように設計
    ※梱包時のテープのみカットが必要


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