
代表取締役社長
柴本守人
当社は、1910年に設立された「三立社」を前身とし、1948年に創立され、2023年3月で創立75年を迎えました。 これも、株主の皆様をはじめとする多くの方々の格別のご愛顧、ご支援の賜物でございます。心より御礼申し上げます。
当社は、日本でいち早く「梱包」を専門的に取り組んできた企業であります。
その結果、当社の梱包技術は「梱包が難しいものならサンリツに」と指名いただけるほど高い評価を得ております。 当社は、梱包を軸とする物流サービスを展開し日本の産業をかげながら支えてまいりました。
近年、お客様が物流に求めるニーズは大きく変化を遂げております。当社は「お客様の大切な品物をお守りする」という
創立以来の基本理念を根底におきながらも、お客様それぞれの真のニーズを追求し、物流課題を解決していくパートナー企業となるべく、
中・長期的ビジョン「オペレーションからソリューションへ」を掲げ、課題解決・提案型の物流サービスへの転換を進めております。
2023年7月に策定いたしました3か年の中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)において、最終年度である2026年3月期には売上高220億円、 営業利益11億円、営業利益率5.0%の達成を目標に掲げ、国内・海外それぞれの事業に対して積極的な投資を行っております。 国内におきましては、成田地区での新倉庫建設が開始され、2026年7月の竣工に向けて準備を進めております。 また、海外におきましては、米国子会社へ経営資源の集中を進め、本年7月に東海岸ジョージア州サバンナ港倉庫の稼働が開始いたします。 いずれの倉庫におきましても、当グループの将来的な収益基盤となるべく事業展開を進めてまいります。
当グループは、収益に応じた株主への利益還元を経営上の最重要課題の一つとして認識し、 財務体質の強化と今後の国内外における事業展開等を総合的に勘案しつつ、配当性向30%を維持することを基本方針としております。 株主の皆様におかれましては、今後ともご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。